みんな意外と知らない原因、この方法で・・・早くなる!
必ずしもすべての人が、回線が速くなるとは言えませんが、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
※また本記事においては、「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」の通信サービス名を、日本ネットワークイネイブラー株式会社様(以下JPNEと略)サービス名「V6プラス」に統一して表記しております。
(VNE事業者様により、サービス名が異なりますのでご注意下さい)
目次
これくらい早くなる可能性があります!(筆者の現在回線状況)
筆者の回線は元々、ゴールデンタイムになると10MB前後しか出ませんでした・・・
- ドコモ光(以前はフレッツ光)
- プロバイダ:ニフティ
- 回線速度:画像参照(測定時間=19時頃)
現在は平均的に、このスピードが出ています。
- 動画(ライブ配信)
- ゲーム
- 各ストリーミングサービス
- 大人数で回線利用
もストレスなく使えちゃいます!
プロバイダ変えちゃえば良いじゃん!?
という人もいるかもしれません。けれども容易にプロバイダを変えるのはリスクが伴いますし、根本的な問題の解決にはならないと思います。
結局は、その時はプロバイダ利用者が少なかったけれども、後々利用者が増えて速度低下なんて事もあり得ます。
- プロバイダ変更に伴う、ネット遮断期間が発生してしまう。
- ネットを使える様に、プロバイダ以降する際、多重でプロバイダ契約期間の発生。
- 実際、プロバイダ移行してみないと実際の回線速度は分からない。(その地域で利用者が少ないプロバイダを探し当てる)
一番のネックは、新規プロバイダへ移行してみないと、「実際の回線速度」が分からない!という点だと思います。
たまにプロバイダ複数契約してて、回線速度が遅かったらプロバイダ変えてる人とかいるよね?
こういう人は、
単に「プロバイダ利用者が少ない」所を、その時々で使い分けている人なんです。
回線事業者を変えれば?
主に、NTT系・KDDI系・電力会社系の回線事業者がありますが、
NTT系(光コラボレーション事業者)が一番メジャーであり、数多くの利用者・プロバイダ選択肢があるし、後述しますがNTT系でも充分速度が出る方法があります。
それに回線事業者を変えるにしても、
- マンションだから替える事できない。
- 提供エリア範囲外。
- 変更に関して、自身に変更の権限がない。
色々事情があります。
そもそもドコモ光やフレッツ光が遅い理由は?
ドコモ光やフレッツ光回線が遅い理由のほとんどが、「プロバイダ」起因によるものが多いと思います。(詳しくはNTT側「網終端装置」とプロバイダ間)
ネット上でよくLANケーブルが~とか、PCの装置が~とか、あるけれども。
- LANケーブルで言えば、「Cat5e」で充分だし。それ以上のカテゴリーのLANケーブル(Cat6、Cat6A、Cat7)ってあまり使うメリットって無いと思います。
- PCのLAN装置、ルーターもよほど大昔でなければ速度自体は出ますよ。
(あとLANケーブルは、ルーターから短い距離ならフラット型で良いですが、「撚りのある丸形」で尚且つ「単線」をオススメします。)
なので速度が10MBとかしか出ていない場合は、その地域で沢山のユーザーが利用しているプロバイダであるのが、問題の要因と考えられます。
(詳しくいうと、「NTT網終端装置」段階からなのですが)
回線速度を測った際に、「NTT回線のみの速度」はすごく速いってことない?
そもそも回線速度が速いって売りの各事業者も、意外と通信網は「NTT光回線」を使っている事が多いんです。
例えばコラボ光(光コラボレーション事業者)とか代表的ですし、実際の工事はNTTの人が来たってことないですか?
だから、NTT回線はそもそも早い速度が出ているはずなんですよね。
実際に調べてみましょう。
①まずは下記のサイトで「NTT回線網」の速度を測定してみてください。
結果はどうでしたか?
そこに表示された回線速度が、「NTT回線網」の速度となります。
②次にプロバイダを介したインターネット網への接続時の回線速度を測りましょう。
(自宅⇒NTT⇒プロバイダ⇒インターネット網)
いかがでしたでしょうか?
①と②の速度に違いはありましたか?
筆者は殆ど同じ速度が出ています。
考えられる速度低下の要因
- その地域で自身が契約しているプロバイダ利用者が多い(殆どの人がこれ)
- 100MB以上でない。⇒LANケーブルがCat5以下のケーブルを使用している。
実際に筆者が試して、ドコモ光の「回線速度」が速くなった方法は?
「v6プラス」というサービスです。
特に2018年以前から、回線事業者&プロバイダを変えず使い続けている方は、早くなる可能性が高いです!
ぜひお試しください!
v6プラスとは?
V6プラス=IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6
日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)というVNE事業者が提供をしているサービスです。
IPv4 over IPv6技術を用いる事で、IPv4もVNE事業者経由でインターネットに接続できます!
自宅からNTTの回線を使ってプロバイダを介さず、JPNEさん経由でインターネットにつなげるサービスで、しかも「Ipv6接続」と「IPv4接続」を同時に利用できるから、安定した速度の提供が可能なんです。
だったらプロバイダ必要なくね?と思うけど、
各プロバイダが、JPNEとサービス契約してくれているので、そのプロバイダを使っている私達ユーザーが「V6プラス」を利用する恩恵を得ているんだ。
どんなサービス方式なのか、詳しく知りたい人は下記URLを見てみてね。
VNE事業者
本記事では、JPNEの「V6プラス」という名称に統一していますが、各VNE事業社ごとにサービス名が異なるよ。
株式会社朝日ネット | v6 コネクト(国内標準プロビジョニング方式) |
アルテリア・ネットワークス株式会社 | クロスパス |
インターネットマルチフィード株式会社 | transix |
NTTコミュニケーションズ株式会社 | OCNバーチャルコネクト |
日本ネットワークイネイブラー株式会社 | v6プラス |
ビッグローブ株式会社 | IPv6オプション |
V6プラスのメリット
- 全国各地で利用が可能
- 工事不要
- 「V6プラス」利用する際の料金不要(元々払っていたプロバイダ月額費用のみ)
- V6利用するにあたっての、設定が不要。
V6プラスにしてみよう!
まずはあなたの利用回線状況を試そう!
自分の回線はどんな状況?もしかしたら既に「V6プラス」を使ってるかも。
「試験10:OK」が出ていれば既に「V6プラス」を既に利用しているよ。
■「試験10:OK」が出ているのに速度が出ていない
- まずは自身のスマホを「WiFi」に接続した状態で、「回線速度サイトで測定」をしてください。
⇒スマホで100MB以上出ているという事は、PCに接続しているLANケーブルが原因かもしれないので、利用中のLANケーブルを確認してください。(殆どの場合、ケーブルにカテゴリーの印字がされているよ)
⇒Cat5以下のLANケーブルであれば、Cat5e以上のLANケーブルにしましょう。
※LANケーブルメーカーオススメ:一般にメジャーな、「エレコム」か「サンワサプライ」製ので充分です。
■「試験10:OK」が出ていない方は、次の項目へ。
- 念の為、契約中のプロバイダにて、サービス利用状況を確認。
- もし「V6プラス」利用中であれば、ルーターが「V6プラス」非対応の可能性有り。
現在「V6プラス」を利用できるプロバイダは?
利用中の回線事業者の欄にて、ご自身のプロバイダがあるか確認して下さい。
基本的に、ここまで見て頂いた方は「V6プラスを利用していない」方だと思いますので、「プロバイダへ申し込み」が必要となります。
※各プロバイダをクリックし、詳細をご確認下さい。
ドコモ光 1ギガ
※1 西日本エリアかつ2016年10月以前にお申込みのお客さまは、ドコモへのお申込みが必要となります。
※2 2018年2月28日以前にドコモ光へ新規お申込みのお客さまは、NTTぷららへのお申込みが必要となります。
※3 既にドコモ光をご利用の一部のお客様には自動適用ができていない場合がございます。現在適用されていないお客様で適用をご希望の場合には、 プロバイダへのお申込みが必要となります。
※4 「ドコモ光」プロバイダセットプラン「タイプA(So-net)」は、「ドコモ光」プロバイダセットプラン「タイプA(plala(Sコース))」へプロバイダ名称が変更となりました。
※5 2018年4月17日以前に開通したお客さまは、NTTぷららへのお申込みが必要となります。※6 2018年12月1日以降に「ドコモ光」をお申込みされたNTT西日本エリアのお客さまおよびNTT東日本の一部エリアのお客さまに、IPv4 over IPv6通信を自動提供します。(詳細な提供条件はWEBをご確認ください)
※7 2018年6月1日以降に「ドコモ光」のお申込みをされたお客さまを対象として、IPv6通信に対応したIPoE接続サービスを自動適用しています。IPv6の接続には対応機器が必要です。また、IPv4 over IPv6通信の対応機器はお客さまご自身でご用意いただく必要があります。
※8 既にドコモ光をご利用の一部のお客様には自動適用ができていない場合がございます。現在適用されていないお客様で適用をご希望の場合には、 プロバイダへのお申込みが必要となります。
NTT東・西/その他事業者
プロバイダ名称 |
---|
@nifty |
GMOとくとくBB |
So-net |
DMM光 |
Tigers-net.com (アイテック阪急阪神) |
MAGMA光 |
21Company |
アピオン |
HAL (ウイル) |
晴れの国ネット (シックス) |
JANIS (長野県協同電算) |
KISNET (創風システム) |
Gaming+ (ネットフォレスト) |
オープンサーキット |
タムネット |
「V6プラス」に対応しているプロバイダは上記の通りです。
申込欄に「※印」のついているプロバイダをご利用で、”2018年以前に「ドコモ光」を申し込みをされた方は「V6プラス」サービスを利用出来ていない”可能性が高いと分かりますね!
あとは西日本在住で、なおかつ「ドコモnet」をご利用の方で、2016年以前に契約された方も可能性が高いです。
その他にも、そもそもユーザー自身がプロバイダ側へ「申し込みが必要」というパターンが多くあります。
さっそく各HPへ行き「V6プラス」サービス申し込みをしましょう。
各プロバイダにより、「ホームページ」「電話」と申し込み方法が異なりますのでご注意ください!
対応ルーターは?
申し込みは終わりましたか?次はルーターですね!
様々なメーカーから、「V6プラス」対応のルーターが発売されています。
※一般的なメーカー様のみ記載しております。
まずは新しくルーターを”購入する前”に確認!
- 「V6プラス」対応のルーターを既にご利用している場合もありますので、「型番」の確認する。
- NTT東西「V6プラス」対応のHGW、ブロードバンドルーターが設置されているか!確認する。
購入時の”確認要項”
- 「V6プラス」に対応しているか確認!
- 各メーカーHPに、「動作確認済み事業者/通信サービス」が記載されているので確認!
ポイント
- ご自身でお気に入りのメーカーがあれば、「V6プラス&動作確認済み事業者/通信サービス」に対応しているかを必ず確認してから購入するようにしましょう。
- 個人的には「ハイエンドモデル」より、「スタンダード」で値段も5千円~1万円くらいのモデルの購入をオススメします。
NTT東日本 NTT西日本
NTT東西の「v6プラス」対応ホームゲートウェイもしくは、「v6プラス」対応ブロードバンドルーターが、ご自宅に設置されている場合はそのままでOKです。
- RT-S300シリーズ
- PR-S300シリーズ
- RV-S340シリーズ
- RT-400シリーズ
- PR-400シリーズ
- RV-440シリーズ
- RT-500シリーズ
- PR-500シリーズ
- RS-500シリーズ(NTT東日本のみ)
- PR-600シリーズ
- RX-600シリーズ
- XG-100シリーズ
バッファロー
詳しくは公式HPを参照
- WRM-D2133HP
- WRM-D2133HS
- WRM-D2133HS/W1S
- WTR-M2133HP
- WTR-M2133HS
- WTR-M2133HS/E2S
- WXR-2533DHP2
- WXR-2533DHP
- WXR-1900DHP3 (Ver.2.55以降)
- WXR-1901DHP3 (Ver.2.55以降)
- WXR-1900DHP2 (Ver.2.53以降)
- WXR-1900DHP (Ver.2.43以降)
- WXR-1750DHP (Ver.2.52以降)
- WXR-1750DHP2 (Ver.2.52以降)
- WXR-1751DHP2 (Ver.2.52以降)
- WXR-5700AX7Sシリーズ
- WXR-5950AX12シリーズ (Ver.3.04以降)
- WSR-2533DHP3シリーズ
- WSR-2533DHP2シリーズ (Ver.1.1以降)
- WSR-2533DHPL2シリーズ
- WSR-1166DHP4シリーズ
- WSR-1166DHPLシリーズ
- WSR-1166DHPL2シリーズ
- WSR-1800AX4シリーズ
- WSR-3200AX4Sシリーズ
- WSR-5400AX6シリーズ
アイ・オー・データ機器
詳しくは公式HPを参照
型番+Eの新しいモデルが出ています。「Amazonの公式販売では、E型のみ販売されている」
- WN-AX1167GR (Ver.3.20以降)
- WN-AX1167GR/V6 (Ver.3.20以降)
- WN-AX1167GR2
- WN-AX2033GR
- WN-AX2033GR2
- WN-DX2033GR (Ver.1.01以降)
- WN-SX300FR
- WN-SX300GR
- WN-DAX3600XR (Ver.2.10以降)
NTTドコモ
- ドコモ光ルーター 01 (Ver.1.2.1以降)
NECプラットフォームズ
詳しくは公式HPを参照
- Aterm WG2600HS
- Aterm WG2600HS2
- Aterm WG2600HP3
- Aterm WG2600HP4
- Aterm WG1900HP2
- Aterm WG1800HP4
- Aterm WG1200HS3
- Aterm WG1200HS4
- Aterm WG1200HP3
- Aterm WG1200HP4
- Aterm WX3000HP
- Aterm WX3600HP (Ver.1.1.4以降)
- Aterm WX6000HP
エレコム
詳しくは公式HPを参照
- WRC-1750GSV
- WRC-1167GST2
- WRC-1750GST2
- WRC-1900GST2
- WRC-2533GST2
- WRC-2533GS2-B
- WRC-2533GS2-W
- WRC-1167GS2-B
- WRC-X1800GS-B (Ver.1.08以降)
- WRC-X3000GS
- WRC-X3000GSN
- WRC-X3200GST3-B
- WMC-M1267GST2-W
- WMC-DLGST2-W
- WMC-2HC-W
- WMC-C2533GST-W
あとは「V6プラス」サービス利用開始通知が来るのを楽しみに待つだけ
プロバイダへのサービス申し込みOK!
ルーターの用意OK!
あとは待つのみです。
長年、同じ回線事業者・プロバイダを利用していて、「V6プラス」の存在を知らなかったという人に向けた記事でした。
もし「V6プラス」サービスを利用できないプロバイダだったら?
素直に、「V6プラス」サービスを提供しているプロバイダに変更するのが良いです。
もしあなたが世帯主でなく、学生さんとかでしたら親御さんへ重要性を必死に説くべきです。
新規契約の場合、自動的に「V6プラス」が利用できる。
2021年現在では「新規契約」の場合、自動適用で「V6プラス」を利用できるプロバイダが増えている様で素晴らしい事です。
それに最近は昔より、「回線速度が遅い」とかあまり聞かなくなったような気がします。
それも「IPv4 over IPv6技術」のおかげなんでしょうね。
長々と書き連ねてしまいましたが、お付き合いありがとうございました!
もしなにか不明点があれば、コメントを頂ければ返答していきます。