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Facebook Gamingとは?
Facebook内にあるゲームライブストリーミングプラットホーム&アプリです。
元々は、「Facebook Video」という”Facebook内にあるコンテンツ”でしたが、独立したアプリとしてリリースされました。
他のプラットホーム同様、”ビデオ”&”クリップ”機能もあります。
また現在では、Androidのみで「Facebook gaming」アプリがリリース。
このアプリについては、ライブストリーミングの視聴・配信や、インスタントゲームがプレイ可能。
iOSについては、承認が取れ次第リリースするようですが、どうやら手間取っているようです。ですが、iOSについては、「Omlet Arcade」というライブストリーミングアプリを使えば配信が可能です。(他Twitch、Youtubeなどにも対応している)
詳しくは、下記のURLから↓
「Facebookクリエイターズページ[iOSから配信する方法]」
このことにより世界的にも市場規模の大きいゲームライブストリーミング市場に本格的にFacebookが参戦しました。
現状ゲーム・ライブストリーミングプラットホームでは先を行く、Twitch、Youtubeliveなどがありますが、先日MicroSoftの「Mixer」が7月22日サービス終了することを告知し、その後釜として「Facebook gaming」の名前が挙がり話題になりました。
「Mixer」の閉鎖が「Facebook gaming」にどのような追い風になるかはまだ分かりません。
元々「Twitch」配信者の中でも人気絶大だった。「Ninja」「Shorud」の両名がMixerへ移籍し、その「Mixer」が閉鎖となる今、様々な情報が飛び交っていますが、どこのプラットホームで配信を再開するかは世界の注目でもあります。
Mixer閉鎖でFacebook gamingに移る場合。
Mixerで元々配信していたストリーマーは、Facebook gamingに移る選択肢があり、Mixerで獲得していた権利(パートナー・収益化)など、Facebook gamingに移っても出来る限り同様の権利が与えられると告知がされました。
ですからFacebook gamingに移るのも、他プラットホームに行くのも、ストリーマー自身に委ねられるという事になります。
前述しましたが、Mixerにも多くのトップストリーマーが在籍していましたので、彼らがどこへ行くのか気になる所です。
ですが、Mixerで地道に視聴者を獲得してきたストリーマー達にとっては、新天地で新たな冒険の始まりとなります。
Facebook gamingはログインしないと視聴出来ないのか?
いえ、視聴のみであればログインは必要ありません。
ですが、コメントやその他機能を使用するにはログインが必要で、「Facebookアカウント」を作成する必要があります。
登録については、Facebookという事もあり、実名登録が必要の様。
Facebook gamingはクリエイター(ストリーマー)向けのガイド・サポートが充実。
「Facebook gaming」はこれからライブストリーミングを始める人に向けて、さまざまなサポートをしており、とても親切なページで手取り足取り教えてくれます。
例えば、ストリーミングに必要なソフトやその他設定、ライブ配信の開始について、事細かに動画付きで説明ページがあります。
▶クリエイター向けページ◀
そして特筆するべき点は、「レベルアップ集中トレーニング」の内容が充実している事。
ストリーミングの設定、オーディエンスの構築、ファンとの交流、必要なツールについてなど、実際に「Facebook gaming」にて配信活動で成功しているストリーマー自身が出演している動画で学ぶ事が出来る。もちろん日本語字幕も表示されるので安心。
彼らは、新しく始めるクリエイターなどに対して、自分たちの経験や失敗談からアドバイスをしてくれているし、他のプラットホームで活動するクリエイターも見るべき動画が多い。
▶レベルアップ集中トレーニングページ◀
インスピレーション
「インスピレーション」のページでは、既に「Face book gaming」で配信しているストリーマーの成功までの道のりや経緯を紹介している「ストリーマーズスポット」
またゲームアプリ企業がどのように、「Facebook」で成功したのか?など様々な成功談が記事にされて記載されています。
Facebookは積極的に、ストリーマーや企業を広告塔にして、宣伝しています。
▶インスピレーションページ◀
Facebookスター
Facebook gamingにも投げ銭機能がある。
「Facebookスター」という名で、ストリーマーに対して金銭的に支援ができ、応援メッセージを添えて「スター」を贈る事ができる。
ストリーマーは「1スター」につき、$0.01USDを受け取る事ができる。
「投げ銭」する際の購入金額は下記の通り。
- 95スター $1.99
- 250スター $4.99
- 530スター $9.99
- 1,200スター $19.99
- 3,000スター $49.99
- 6,400スター #99.99
なおこの「スター」については、レベルアッププログラムの参加条件を満たし、参加申し込み後、メンバーとして承認されれば利用が可能だ。
Facebook gamingは日本で流行るのか?
まだなんとも言えません。そもそもまだまだ日本語での配信者が少ないと感じました。
世界的に見れば”成長率”は良い。
しかも様々なイベントや、大会の配信など行っている。
2020年5月4日には、世界のテニス界のスターやセレブリティが参加した、「IMG マリオテニスエーストーナメント“Stay at Home Slam”on Facebook Gaming」チャリティも実施された。(錦織圭選手、大阪なおみ選手、Steve Aoki、マリア・シャラポア氏など各国のスターが参加した)
「Facebook」本体のユーザー数だけであれば、他の追随を許さないでしょうし、コミュニティツールとして普及している国々の配信者が目立つ事も確かです。
現状FacebookGamingで人気のゲームは「PUBG Mobile」「Moble Legends」「Free Fire」「GTA5」「Arena of valor」などといった、日本ではあまり人口の居ないモバイルアプリゲームが主流です。(PUBG除く)
たしかに、日本であれば様々なライブストリーミングプラットホームの選択肢があるし、わざわざFacebook gamingで配信する必要もないのかもしれません。
ですがプラットホーム自体も、日本語に対応しているし、あとは日本の有望なストリーマーや若手が「Facebook gaming」で活動し育ってくれれば呼び水になる可能性はあると言ったところでしょう、日本のストリーマー人口を増やしていかない事には、日本ユーザーを引き込むのは難しいのかもしれません。
他のプラットホームからトップストリーマーを移籍させるという点については、「Mixer」の前例があります。あの、Twitchで大人気だった「Ninja」「Shorud」がMixerへ行ったのは良いが、ある程度はTwitchからユーザーを引っ張ってこれたのかもしれません。が結局は芳しくなく、んーといった感じになりました。
視聴者数
2020年6月29日23時時点で、トップ3のゲームコンテンツは
Facebook gaming
- PUBG 15万人
- Free fire 6.5万人
- Mobile Legends 4.8万人
総26万人程
Twitch
- League of legends 29万人
- 雑談 21万人
- Fortnite 15万人
総65万人
Youtube
- PUBG 15万人
- Minecraft 12万人
- Fortnite 5.4万人
総33万人程
「Twitch」が「Youtube」を引き離し65万人の視聴者がいて、Youtubeについで僅差で「Facebook gaming」の26万人という結果になった。
アジア圏のゴールデンタイムだったので、別時間に調査を行わなければいけないが、Twitchがかなりの大差をつける結果となった。
まとめ
Facebook gamingについてご紹介致しました。
まだまだ日本では普及していない「Facebook gaming」ですが、主に日本以外のアジア圏・中東・欧米などの配信者、視聴者が多い印象が強いですし、ゲームコンテンツもモバイルアプリのゲームが主流の様に感じられ、カジュアル路線のゲームライブプラットホームといったほうが良いのかもしれません。
ですが前述したように、ストリーマー・クリエイターに対しての、ガイドやサポートが手厚く、一緒に「Facebook gaming」を盛り上げて行こうという意思が感じ取られ、Twitch、Youtubeに続いて、遅れを取るものの3強の名前に上がるのは「Facebook」があるのは確かだと思います。
試しに一度プラットホームに行って感じを見てみるのも良いかもしれません。
▶Facebook gamingホームページ◀
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