みなさんこんにちわ。
今回は、ライブストリーミングプラットホーム「Mildom(ミルダム)」をご紹介!
Mildom(ミルダム)とは?
中国最大級のライブストリーミングプラットホーム、闘魚(Douyu ドウユウ)の運営会社である、”武漢闘魚網絡科技有限公司”と”三井物産”の共同出資で2019年8月16日に設立された、株式会社DouYu japanが運営するゲーム特化のライブストリーミングプラットホームです。
簡単に言うと、中国資本のライブ動画配信プラットホームという立ち位置に居ます。
ミルダムのサービス開始日は2019年9月26日、まだ1年経っていません。
Mildom(ミルダム)の特徴
他競合プラットホーム同様、投げ銭機能が有り、TwitchなどとUIが似通った作りになっている。
特筆する点は、配信者のランキング制&時給制を導入している点だろう。
このランキング制度
「L1ランキング」「L2ランキング」というものが存在し、野球やサッカーなどの1部リーグ・2部リーグなどといった成績によって所属するリーグが変動する方式を導入している。
そう配信者同士を競わせるのだ。
「L1ランキング」上位3位に入ると、「ミルダム 公認配信者」の称号が得られる。
それに「L1ランキング」に所属する配信者は、”配信した時間に対して時給”が得られる。しかしこれについては、1日最大4時間分の時間報酬という制約がある。
しかも、「L1ランキング」でランキング圏外(401位以下)になると「L2ランキング」への降格もあるのだ。
「L2ランキング」になると、”時間報酬はなくなり”、”獲得順位報酬”のみとなる。
再度「L1ランキング」に上がるには、「L2ランキング」において上位20位に入らなければならない。
このランキング制度の内訳は下記の画像より(※画像クリックで拡大)
そう厳しい世界なのだ。それに「L1ランキング」1位の時間報酬でさえ1000円なのだ。夢がないと感じた。
ミルダムで稼ごうとするとかなりの労力が必要となる。
「L1ランキング」にいる配信者も、よほどの人気でない限り、ウカウカしている事ができず、時間報酬が適用される”4時間”を超える配信時間を行う必要が出てくる。
ひとつ気になったのは、「公認配信者」と称号があるのに、フォロワー数、視聴者数が少ないストリーマーが要る事。おそらく彼らは、別形態の契約になっているのかなと勘ぐってしまった。
メリット
まず配信を始める場としては、良いかもしれない。そこそこの画質・低遅延なので練習の場としては選択肢には入る。
「L1ランキング」常連の配信者にとっては、時間報酬という最低保証があるので、そこそこのメリットであることは間違いない。そもそもそこまでのミルダム人気配信者であれば、ミルダム側からなにかしらの専属契約や、スポンサー契約、投げ銭で稼げているので、ちょっとした”小遣い稼ぎ”という感覚なのだろう。
別プラットホームから移籍してきた、人気ストリーマーが多数いる。
芸能界・Vtuberなども配信している。
デメリット
これについては筆者の感想。
まだ、ミルダムに”スター”の存在がいない点を公式で公表している。
たしかにその通りだろう。
”ミルダムというプラットホームで一から始めて、ミルダムを代表するスターまで上り詰めた配信者は居ない”だろう。
悉く、他プラットホームから移籍してきた配信者が人気を集めている。
それにこれから、”稼ぐ目的”で、ミルダムにて配信活動を行うつもりであれば、オススメは出来ない。
例えばYoutubeにおいて、動画を投稿してそれなりのチャンネルフォロワー数がおり、「ミルダムで配信」をするよ!とか、プロゲーミングチームに所属している人だったり、有名人・芸能人が、ミルダムで配信をすれば「ランキング入り」を目指す事は可能だろう。
だがそれ以外にとっては、厳しい世界であり、必然と多大な配信時間と、自身のマーケティング能力が必要となってくる。
だったら別にミルダムで配信する必要もないし、その労力を別に使った方が賢明だ。
それに「公認配信者」のみしか、過去配信のビデオ機能が使えないのはどうかと思った。
配信者
ミルダムにて配信をしている有名配信者をピックアップ
上記以外にも、「吉本興業」に所属する芸人さんたちのチャンネルも多数存在している。
まとめ
公式大会配信や有名人・芸能界の方が配信されているので、興味がある人は見に行ってみましょう。
まだまだ視聴者は少ないし、これから盛り上がっていく可能性はゼロではないと言った所です。
一つ思ったのは、本家「Douyu」をワールドワイドに作り変えた方が良かったんじゃないかなと思いました。